みんなの評価
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1
レビュー
長塚節氏の作品初めて読んだのですがこれはなんだかすげー。
明治時代(多分)における茨城の農村の様子をひたすら描写した作品なのですが、その緻密さにのけぞってしまいそう。
ネットも車もテレビもラジオも何にも無い、そんな世界でも人は一生懸命生きてるんだってことをまざまざと見せつけられる感覚。今の世の中、余計なものが多すぎるのではと思ったりもしてしまう。
ストーリーを説明するよりもまず読んでみ、ってそんな一冊。ただ、時代が時代なのと当時の茨城弁で会話されるのでやや難読。
ちなみに末尾の説明には、
漱石をして「余の娘が年頃になって、音楽会がどうだの、帝国座がどうだの云い募る時分になったら、余はこの『土』を読ましたいと思っている」と言わしめた。
と言う説明あり。全くもって同意だわ。
明治時代(多分)における茨城の農村の様子をひたすら描写した作品なのですが、その緻密さにのけぞってしまいそう。
ネットも車もテレビもラジオも何にも無い、そんな世界でも人は一生懸命生きてるんだってことをまざまざと見せつけられる感覚。今の世の中、余計なものが多すぎるのではと思ったりもしてしまう。
ストーリーを説明するよりもまず読んでみ、ってそんな一冊。ただ、時代が時代なのと当時の茨城弁で会話されるのでやや難読。
ちなみに末尾の説明には、
漱石をして「余の娘が年頃になって、音楽会がどうだの、帝国座がどうだの云い募る時分になったら、余はこの『土』を読ましたいと思っている」と言わしめた。
と言う説明あり。全くもって同意だわ。
この本を読んでいる人(2人)
読書ステータス
読了
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