
📝 レビュー (Yooさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
作者お得意の時代劇もの。計略に嵌められて切腹した父親の無念を晴らすために江戸に来た若侍とその周辺の人々を描く。自らの目的とは一見無関係な事件に首を突っ込んで時間を浪費している様はどうにも歯痒い限りだが、それも彼の人生経験として生かされていく。武芸に秀で立身出世の野望を持つ兄とは対照的な主人公には親近感を感じる。長屋の人達、料理屋の女将、謎の女性と登場人物が魅力的で生き生きとしている。続編は無いのですかね。
読書履歴
2018/03/16
605ページ
あぁ、どうなることかと思った
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