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桜ほうさら

桜ほうさら

宮部 みゆき

4.2
16人が登録
3件のレビュー

みんなの評価

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レビュー

くーさん
くーさん
2013年5月読了
時代物は実際余り得意分野ではないんだけど・・笙之介の優しさが心にしみるいい話だった。笙之介パパもかなりいい感じ!ママも兄ちゃんもそれなりの人生的には有りなんだとは思うけど・・この4人が家族ってとこがまず問題なのかな。和香の親子喧嘩も羨ましい!お相撲さんみたいなおつたも気に入った。
yuchan
yuchan
2014年7月読了
父の汚名をそそぎたい。そんな思いを胸に秘めた笙之助は、故郷をでて文書や書物に関わる生業を持ち、長屋の人情にふれながら謎を解いていく。和香さんという人にもめぐりあえて桜のように淡く優しく長編だがまったく飽きさせなく読むことができた。「嘘というものは、釣り針に似ている。釣り針の先には返しがついていて、一度引っかかったらなかなか抜けない。それでも抜こう思うと、さらに深く人を傷つけ、己の心も抉ってしまう。だから、つまらぬことで嘘をついてはいけない。嘘は、一生つきとうそうと覚悟を決めたときだけにしておきなさい。」
Yoo
Yoo
2018年3月読了
作者お得意の時代劇もの。計略に嵌められて切腹した父親の無念を晴らすために江戸に来た若侍とその周辺の人々を描く。自らの目的とは一見無関係な事件に首を突っ込んで時間を浪費している様はどうにも歯痒い限りだが、それも彼の人生経験として生かされていく。武芸に秀で立身出世の野望を持つ兄とは対照的な主人公には親近感を感じる。長屋の人達、料理屋の女将、謎の女性と登場人物が魅力的で生き生きとしている。続編は無いのですかね。

読書ステータス

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