
水鏡推理5 ニュークリアフュージョン (講談社文庫)
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『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
川の深さは (講談社文庫)
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「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
きよしこ (新潮文庫)
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少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...
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奪取〈上〉 (講談社文庫)
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一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
水鏡推理第五作。研究公正推進室への異動が決まった初日の瑞希の目の前に現れたのは最先端技術実現度測定システムSOTA。SOTAに聞けば研究の実現度が数字ですぐ表れるため不正に研究費をくすねることもなくなるかと思いきや、サブワードの登録によっておこる罠。冒頭にでていた不妊バクテリアを注射されたと訴えてきたキョウコさんとどうつながっていくのか?シンカーという科学技術情報を盗みSNSでやり取りし、株で儲けるやからが絡んできたり盛沢山。瑞希と母親とのつながりのストーリーもよかった。ラストの変圧器の推理はさっぱりわからなかった。信じることを前提に行動する瑞希に拍手。このシリーズで最高の出来だと思う。でも、わたしが好きなのは4かな。

巷では文部科学省の前次官やら内部文書やらが話題になっているが、本作品は、その文部科学省一般職の主人公が活躍するシリーズの第5話。副題でわかるように核融合関連なのだが、この作者は一筋縄では行かない。核は核でも、…。無鉄砲な主人公が危険の中に飛び込んで行くと、シリーズ5作目と言うこともあって、結構主人公に思い入れが出て来た読者としては、はらはらドキドキ。多分大丈夫なのだろうなとは思いながら、読み進んだ。この辺りは、さすがにうまい。続巻も出ているようなので、楽しみだ。個人的には核融合には期待しているのだが。