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だれもが知ってる小さな国

だれもが知ってる小さな国

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(5.0)
4人が登録
149回参照
2016年11月21日に更新

書籍情報

ページ数:
288ページ
参照数:
149回
登録日:
2016/11/21
更新日:
2016/11/21
所有者:
あず あずさん

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内容紹介

「有川さん、書いてみたら?」その一言で、奇跡は起きた。佐藤さとるが生み出し、300万人に愛された日本のファンタジーを、有川浩が書き継ぐ。
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読書履歴

2016/11/21 288ページ

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号泣するとは思わなかった。完全に想定外である。

子どもの頃最も愛し執着した本といって過言でない佐藤さとるの「コロボックル物語」シリーズ。その有川浩によるオマージュ本である。有川浩は特に好きな作家ではないが、この本は見事(但し、通常の有川浩ファン向けではない。コロボックル物語を知らない人が読んでもさほどである)。

だって、
・せいたかさんとおチビ先生(「誰も知らない小さな国」)
・担当のクリノヒコ(風の子)とクルミノヒメ(おチビ)(「豆つぶほどの小さな犬」)
・コロボックルを拾ってかくまうおチャ公(「星から落ちた小さな人」)
・コロボックルが見えるタケル(「ふしぎな国の男の子」)
・男のような口ぶりのアパッチ先生(「ヘンな子」)
に類する人間やコロボックル達がワサワサ出てきて活躍するのだもの。そして、文体とか、設定とか、細部にわたるまで踏襲し、佐藤さとるのあの世界を再現し、「その後」の世界としてきちんと継承しているのだもの。

コロボックル物語を夢中になって読みふけっていた幼少期の自分、そのとき感じたワクワクした思いなどが、怒濤のごとく押し寄せてくるのだから、号泣に至るのもむべなるかな。あの頃の本好きな少年少女達が愛したように、コロボックル物語を愛し、その気持ちを数十年たった大人になった今も忘れずに、体現してみせた有川浩のコロボックル物語に寄せる思いに乾杯。そして、その元の世界を構築した佐藤さとるに乾杯。

Pongiorno
Pongiorno Lv.168

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