
現代アート、超入門! (集英社新書 484F)
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2016年8月2日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
「美術の物語」は素晴らしい本だったのだが、現代美術部分は補論ということもあり、もう少し詳しく知りたいと思い、評判のよい本書を購入。色彩の破壊、フォルムの破壊、意味の破壊、本物・偽物の峻別、場が制限されるアート、公序良俗に反するアート。一般の人が受けるであろう「わけわからない」という印象を大事にしつつ、何に重きをおいてそのアートが成立しているかが丁寧に解説されている。
個人的には、①直観で好きな美術、②好きではないけれども一目で見て凄いと思う美術、③何が凄いのだか分からないだけど鑑賞に説明を要する美術の3種類があり、③はまさに自分の場合、現代美術なのだが、やはり、これを美術といってよいのか、単なる作者の自己満足なのではないのか、とどうしても思ってしまう。確かに、いま自分が一目みて凄いと思う、ルネサンス美術も印象派の美術も当時は受け入れられなかったわけであるが、自分がいま現代美術に抱いているわだかまりも、後世の人からすれば当たり前の「美」になるのだろうか、やっぱり信じられない、というようなことを思った。もっとも現代美術といわれるものの中にも、一目見て(解説を要せずに)美しい、気になる、というものはあり、そうでない現代美術と言われるものとの差はよくわからない。いずれにせよ、一見して凄いとも思わず、解説を要するものは、自分はあまり美術とは認めたくないようだ。
個人的には、①直観で好きな美術、②好きではないけれども一目で見て凄いと思う美術、③何が凄いのだか分からないだけど鑑賞に説明を要する美術の3種類があり、③はまさに自分の場合、現代美術なのだが、やはり、これを美術といってよいのか、単なる作者の自己満足なのではないのか、とどうしても思ってしまう。確かに、いま自分が一目みて凄いと思う、ルネサンス美術も印象派の美術も当時は受け入れられなかったわけであるが、自分がいま現代美術に抱いているわだかまりも、後世の人からすれば当たり前の「美」になるのだろうか、やっぱり信じられない、というようなことを思った。もっとも現代美術といわれるものの中にも、一目見て(解説を要せずに)美しい、気になる、というものはあり、そうでない現代美術と言われるものとの差はよくわからない。いずれにせよ、一見して凄いとも思わず、解説を要するものは、自分はあまり美術とは認めたくないようだ。
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