書籍情報
- ページ数:
-
233ページ
- 参照数:
- 671回
- 更新日:
- 2016/06/27
- 所有者:
-
とくこさん
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📊 読書進捗 (とくこさんの記録)
私が今持ちたいのは、ただただ自分の愉しみのためだけに読んで、最初の一ページから奥付まで心底ほれぼれ惚れ抜いて、背を眺めるだけでうっとりする本だけを詰め込んだ、私的(プライベート)な書棚である。ひと棹もいらない。九〇センチ幅で三段、下から1段目は大型本、二段目は単行本、三段目に文庫を入れる。百冊弱。それで十分。それ以外の本は、仕事がかたづいたら手放してもいいんじゃないかと思う。
そう思って適当に並べている内、どこに何があるか分からなくなる。でも、そんな本棚は自分の記憶と同じで、大切なものだけが取り出しやすい所にあるのだ。
つまり、そこが終の棲家だからして、
📝 レビュー (とくこさんのレビュー)
「本棚」って所がいいよね。幅が出て。
ちゃんと本棚について書く人、読書歴について書く人、これ、なんのテーマだろうってなる人。
総合的、居住空間が本に圧迫されて切迫してる人が多い。
児玉清さんの本棚にこれ以上本が増えないことが切ない。
「書棚を、ひとつ持ちたい。(中略)私が持ちたいのは、ただただ自分の愉しみのためだけに読んで、最初の一ページから奥付まで心底ほれぼれ惚れ抜いて、背を眺めるだけでうっとりする本だけ詰め込んだ、私的な書棚である。ひと棹もいらない。九〇センチ幅で三段、下から一段目は大型本、二段目は単行本、三段目に文庫を入れる。百冊弱。それで十分。それ以外の本は、仕事がかたづいたら手放してもいいんじゃないかと思う。」p97 書棚はひとつだけ 内澤旬子
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