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📊 読書進捗 (ふうたろさんの記録)
2014/02/03
211ページまで
📝 レビュー (ふうたろさんのレビュー)
評価:
2/5
レビュー:
・企業の選考に進む上で送られてきたので読了。著者はアチーブメント社長の青木さんと法政大学大学院教授の坂本さん。「働く」ということ。「仕事」をする上での心得、会社・経営者・社員の在り方について、坂本さん・青木さんのそれぞれの価値観、エピソードを綴ってる本。
・この本の最も優れている点はひとつひとつの項目が短くまとまっていて、白抜きでテーマの確認→大きな太字で要点→坂本さんの話→青木さんの話の繰り返しで非常に読みやすいところ。読者の印象に残しやすいよう上手くデザインがなされている。また文字数も少ないので、読書慣れしてない私でも数時間(もしなかった..?)で読了出来た。
・基本的には共感できる(というかほとんどのビジネス書に書かれていることと同じことが書かれている)が、中でも印象的だったのは「自分で自分を管理しなければ、誰かに管理される一生が待っている」(p.166)という文と、「サービスの5段階」(p.63)の話。サービスは義務的なサービスから感動を超える驚愕サービスまであるという話で興味深かった。
・二人のエピソードの中にはたとえ話や寓話、昔の人の格言なども多く、頭に入りやすい(私も教養つけたい)。逆に、「あれ?これ本当にこの話と繋がってる?」と批判的な目で見てみると疑問も残るような文もチラホラ。
・「偽物が長続きしない」(p.186)というのはあまり腑に落ちない感じ。長期的、というのがどのくらいのスパンの話をしているのかがよく分からない。人種差別などはここでいう「偽物」だと思うけど、長い間続いてるし、本物だけが評価され続ける、だなんて世界ではないかなーという気がしてしまう。
・疑問に思ったのが、「一生懸命」(p.48)には2パターンあって、正しくない努力をしている人は間違っている、正しい努力をする人が結果を出せるのであると述べているが、「全員が頑張ったのだから、全員が表彰されるべき」(p.141)というのはなんか前に書いた言葉と少し矛盾が生じるような。。
・それよりも何より、このような素敵な言葉を並べておきながら、良いチームの話において(p.178)青木さんがアクセンチュアを貶してることが残念。「世界最大級のコンサルティング会社」などと褒めておきながら「離職率が高い」ことを示して、アクセンチュアのように社員同士を競わせることはわが社は絶対しない、チームでの達成を評価するということを述べてる。自社褒めは悪いことではないが、他を貶すことで立てることは在り方としてあまり美しくないのではないか、ということで少々悪い印象で終わってしまった。
・この本の最も優れている点はひとつひとつの項目が短くまとまっていて、白抜きでテーマの確認→大きな太字で要点→坂本さんの話→青木さんの話の繰り返しで非常に読みやすいところ。読者の印象に残しやすいよう上手くデザインがなされている。また文字数も少ないので、読書慣れしてない私でも数時間(もしなかった..?)で読了出来た。
・基本的には共感できる(というかほとんどのビジネス書に書かれていることと同じことが書かれている)が、中でも印象的だったのは「自分で自分を管理しなければ、誰かに管理される一生が待っている」(p.166)という文と、「サービスの5段階」(p.63)の話。サービスは義務的なサービスから感動を超える驚愕サービスまであるという話で興味深かった。
・二人のエピソードの中にはたとえ話や寓話、昔の人の格言なども多く、頭に入りやすい(私も教養つけたい)。逆に、「あれ?これ本当にこの話と繋がってる?」と批判的な目で見てみると疑問も残るような文もチラホラ。
・「偽物が長続きしない」(p.186)というのはあまり腑に落ちない感じ。長期的、というのがどのくらいのスパンの話をしているのかがよく分からない。人種差別などはここでいう「偽物」だと思うけど、長い間続いてるし、本物だけが評価され続ける、だなんて世界ではないかなーという気がしてしまう。
・疑問に思ったのが、「一生懸命」(p.48)には2パターンあって、正しくない努力をしている人は間違っている、正しい努力をする人が結果を出せるのであると述べているが、「全員が頑張ったのだから、全員が表彰されるべき」(p.141)というのはなんか前に書いた言葉と少し矛盾が生じるような。。
・それよりも何より、このような素敵な言葉を並べておきながら、良いチームの話において(p.178)青木さんがアクセンチュアを貶してることが残念。「世界最大級のコンサルティング会社」などと褒めておきながら「離職率が高い」ことを示して、アクセンチュアのように社員同士を競わせることはわが社は絶対しない、チームでの達成を評価するということを述べてる。自社褒めは悪いことではないが、他を貶すことで立てることは在り方としてあまり美しくないのではないか、ということで少々悪い印象で終わってしまった。
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