メニュー
ガソリン生活

ガソリン生活

この本の所有者

(3.8)
24人が登録
216回参照
2013年11月3日に更新

書籍情報

ページ数:
413ページ
参照数:
216回
登録日:
2013/11/03
更新日:
2013/11/03
所有者:
rin rinさん

この本を共有する

内容紹介

実のところ、日々、車同士は排出ガスの届く距離で会話している。本作語り手デミオの持ち主・望月家は、母兄姉弟の四人家族(ただし一番大人なのは弟)。兄・良夫がある女性を愛車デミオに乗せた日から物語は始まる。強面の芸能記者。不倫の噂。脅迫と、いじめの影―?大小の謎に、仲良し望月ファミリーは巻き込まれて、さあ大変。凸凹コンビの望月兄弟が巻き込まれたのは元女優とパパラッチの追走事故でした―。謎がひしめく会心の長編ミステリーにして幸福感の結晶たる、チャーミングな家族小説。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

📝 レビュー (rinさんのレビュー)

評価:
4/5

読書履歴

2013/11/03 413ページ

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「ガソリン生活」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を10冊見つけました

91.8%
ガソリン生活 (朝日文庫)

ガソリン生活 (朝日文庫)

伊坂幸太郎

のんきな兄・良夫と聡明な弟・亨がドライブ中に乗せた女優が翌日急死!パパラッチ、いじめ、恐喝など一家は更なる謎に巻き込まれ...!?車同士がおしゃべりする唯一無二の世界で繰り広げられる、仲良し家族の冒険...

7人 3.5
63.2%
ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

ラッシュライフ (新潮ミステリー倶楽部)

伊坂 幸太郎

解体された神様、鉢合わせの泥棒、歩き出した轢死体、拳銃を拾った失業者、拝金主義の富豪―。バラバラに進む五つのピースが、最後の一瞬で一枚の騙し絵に組み上がる。ミステリを読む快感と醍醐味がここに!新潮ミス...

13人 5
58.9%
陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

陽気なギャングの日常と襲撃 (ノン・ノベル)

伊坂 幸太郎

人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が...

28人 4
57.9%
PK

PK

伊坂 幸太郎

その決断が未来を変える。連鎖して、三つの世界を変動させる。こだわりとたくらみに満ちた三中篇を貫く、伊坂幸太郎が見ている未来とは―。未来三部作。

34人 2.9
55.9%
生きるぼくら

生きるぼくら

原田マハ

いじめを受け、ひきこもりだった麻生人生。蓼科でひとりぐらしを続ける人生の祖母、中村真麻。対人恐怖症の中村つぼみ。田んぼから三人は前をむいて歩み始めた―。収穫のとき、それぞれの心に温もりが実る。山本周五...

11人 4.5
54.7%
SOSの猿

SOSの猿

伊坂 幸太郎

ひきこもり青年の「悪魔祓い」を頼まれた男と、一瞬にして三〇〇億円の損失を出した株誤発注事故の原因を調査する男。そして、斉天大聖・孫悟空―救いの物語をつくるのは、彼ら。

46人 2.8
くーさん
くーさん Lv.276

楽しみにしていたのになーあんまり私好じゃないな。車が語りってすごく斬新だなとは思いつつ・・残念次作を期待しつつ待つ。

あおみ
あおみ Lv.78

読書を最大の趣味としてから多くの小説を読んできたが、読んでいてこんなにも楽しい気持ちになれた小説はこれが初めてだ。
これまでにも愉快な登場人物が出てきて彼らの会話がユニークであったり、彼らを一人の人間として憧れたりだという経験は幾つかあった。
しかし読んでいてこんなに「楽しい」と純粋に思えた作品はなかった。
私は本作の著者でもある伊坂幸太郎を敬愛しており、彼の出版する作品はすぐに購入する。したがってこれまでの全作を読んできた。
著者自ら「ゴールデンスランバー」以降を自身の第二期と称していた。
しかし、本作からは第一期時代に出版された「オーデュボンの祈り」や「オー!ファーザー」に似た雰囲気が感じられた。
出てくる人物たちが愉快であり、あたかも隣にいるような、昔から友人であったかのように感じ、そして彼らが物語の深みを増していく。そうして一冊の、誰にも真似できない伊坂幸太郎の作品ができあがる、と私は思っている。
本作ではそこに「車が物語の案内人」という、楽しさを感じずにはいられない要素が含まれた。
この突拍子もない設定が本作の面白みを何倍にもしている。
車同士のなす会話、車における細やかな設定、車のもつ感情と逆らえない運転などなど、読んでいて微笑む場面が幾つもあった。本当に。幾つも。
例えば「自転車とは会話できない」とか「車輪の数が多いほど尊敬に値する」、「それぞれの持ち主を贔屓目に見てしまい語ってしまう」、「危険運転をされると気絶してしまう」、「クラクションが大嫌い」、「タクシーは偉そう」など。
読後でも思い返せば幾つも楽しい場面が頭に浮かんでくる。
隣に住むザッパとの会話、ファミレスや道中で出会った車との会話、人間に対する忠告と同時に伝わらないことへの落胆。
物語の案内人である望月家の持ち物である緑のデミオは、人間以上に言葉達者で冒険気質であった。

勿論、人間として登場してくる望月家の亨や良夫、母の郁子や、記者の玉田、隣家の細見校長。彼らもとても魅力的で勇気がありそして果敢で、やはり猛烈に会いたくなった。
そしてそして本作は物語としても非常に面白い。ユニークな会話の中にミスリードが含まれていたり、何気ない情景が後々関わってきたりなど、人物設定と車が話すという大きな設定に隠れない程の内容であった。

とにかく面白かった。楽しかった。
車に対する思いやりの気持ちが変わること間違いなしの一冊だった。
しかも本当では「オー!ファーザー」で登場した由紀夫と4人の父親、そして母親が登場するし、車同士の会話の中で「残り全部バケーション」の「検問」の話が登場する。
伊坂作品において久しぶりの作品間の共通があったのも本書の評価を高めた。

rin
rin Lv.36

NAC
NAC Lv.95

tama
tama Lv.158

図書館

さやか
さやか Lv.157

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します