メニュー
狭き門 (新潮文庫)

狭き門 (新潮文庫)

ジッド

この本の所有者

12人が登録
266回参照
2013年3月2日に更新

書籍情報

著者:
ジッド
ページ数:
250ページ
参照数:
266回
更新日:
2013/03/02

この本を共有する

📝 レビュー (かるはらうつまさんのレビュー)

評価:
5/5
レビュー:
主人公ジェロームの、従姉妹アリサに対する愛情の苦悶を描いた作品。

ジッド自身の体験を元に描かれているよう。

幼い頃から、お互いの為に知識と得を積む二人だが、
アリサは、ジェロームの更なる飛躍に自分への愛が邪魔をしていると考えるようになる。
このジレンマがアリサを思い詰めさせ、ジェロームを悲しみに突き落とす事になる。
(ジッド自身はアリサと逆にキリスト教信仰を捨てた)

アリサは家出をし、孤独の死を遂げた後にジェロームに送った日記にて胸中を語る。
ジェロームの興味のあるものにしか興味を持てず、それは彼を思い出してしまうので、彼の嫌う宗教(キリスト教)を無理して読み始める。

会っても心の中と裏腹の事ばかり言ってしまい、また、そうするように務めた。
しかし、心から信じていないものを信仰する事は難しかった。

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「狭き門 (新潮文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました