
内容紹介

AIが見つけた似た本
「ロード」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
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ホントにノンストップでスピード感があり、最後まで退屈させない作品だった!
救急車がジャックさるという事件がどれだけ作品を引っ張れるのかと思っていたが、事件性も人間関係もしっかりと読ませるストーリーが練り込まれているし、過去の作品同様、救急隊員という職業についても掘り下げられている。
『鎮火報』『埋み火』からのスピンオフということで、生田に馴染はあったものの、今までのサブで培ったキャラを損なわず主役格としても十分な存在感を発揮していた。
…奥さんが元警察官だとは思わんかった。。。
物語的にも『鎮火報』『埋み火』のスタイルを踏襲しているのか、エンターテイメント性を表に出しながらも、その軸には救急病院による受け入れ拒否や、救急士が医療行為を行えないといった救急に関する社会問題を提示していっている。その問題に対しても、救急隊員の日常や業務について細かく書かれているからこそ、彼らの抱える葛藤も良く伝わってくる。
これもシリーズの特徴なのかもしれないが、大山雄大がそうであったように、生田も決して生真面目な熱血救急隊員ではない。
元々ヤンキー出身で、本曰くマイナスからのスタートのキャラクターだからこその説得力であったり、その想いが伝わりやすく構成されてたんじゃないだろうか。。。
生真面目と言えば、意外なトコで星野が登場してきたが、こちらも相変わらずのキャラでうまくストーリーに絡んでくれたかと。。。
その意味では、雄大を話題等で触れるレベルに留め、本人を登場させなかったのも程良いバランスだったように思う。
そして、これでとうとう日明恩作品は全て既読してしまったのか、、、、と思いつつ解説に目を通したら、久々の新作があるんじゃないの!!
『やがて、警官は微睡る』って、こっちも久々の続編で武本・潮田コンビが読める!!
…ま、文庫化までは当分待たされそーだが。。。。
外伝もの。本編読んでる人からは高い評価を得てるよう。この人初めて読むけど、文章やストーリーの荒っぽさが気になった。そんなん、ありえへんやんって感じ。まあ、勢いはあるしなんか泣けたけど。