
プラチナタウン (祥伝社文庫)
この本の所有者
書籍情報
- 著者:
- 楡 周平
- ページ数:
-
488ページ
- 参照数:
- 261回
- 登録日:
- 2012/08/05
- 更新日:
- 2012/10/01
- 所有者:
-
Yamachabanaさん
この本を共有する
内容紹介

読書履歴
AIが見つけた似た本
「プラチナタウン (祥伝社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋 二人
200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...

最大手商社の部長が岩手と宮城の県境の町長となり、借金だらけの町を規制概念にとらわれない商社時代のノウハウを活かして復活させようとする話し。
その復活の鍵を握るのが福祉、主に老人介護であり、老人を各地から呼び込むことにより雇用が増え、税金や周囲の休閑施設も賑わうようになる。また、土地の無償貸与により上物だけの価格しかかからず、入居費用も安くなる。まさに地方の利点を全て活かした手法。
ただ、後半が駆け足であり、いざ議会で案が通ってからの成功までのプロセスが見えにくかった。もう少し困難にぶち当たった様子や、住民との軋轢などを表現して欲しかった。加えて施設開設後の運営時の問題とかもあってもよかったと思う。
ただ、全体として論じられているのは、いま日本、そして各自治体が抱えている高齢化や福祉、財政悪化の問題であり、これは世間への警鐘でり、同時に解決策の提言であると思った。

一言で、凄いと思った。日本の国や各家庭、個人の課題の改善策が導き出されている作品でした。