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1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

村上 春樹

この本の所有者

54人が登録
243回参照
2012年6月22日に更新

書籍情報

ページ数:
394ページ
参照数:
243回
登録日:
2012/06/15
更新日:
2012/06/22
所有者:
mak246 mak246さん

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内容紹介

1Q84年―私はこの新しい世界をそのように呼ぶことにしよう。青豆はそう決めた。Qはquestion markのQだ。疑問を背負ったもの。彼女は歩きながら一人で肯いた。好もうが好むまいが、私は今この「1Q84年」に身を置いている。私の知っていた1984年はもうどこにも存在しない。...ヤナーチェックの『シンフォニエッタ』に導かれて、主人公・青豆と天吾の不思議な物語がはじまる。村上春樹の12作目の長編小説。
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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
ようやく全巻読了!まぁ、引っ張るだけ引っ張って、最後のハッピーエンドで全ての話をまとめたって感じだろうか。。。
確かに、キレイな終わり方ではあったし納得のできる展開でもあった。そして、このもどかしい展開でも先が気になって読み進めていくだけの作品力があったのも事実!!
だけど、様々な伏線や謎は1Q84という世界での不思議な出来事って事で片付けられ、内包されているであろう真意がイマイチ伝わってこなかった。

…例えば、天吾の父親の行動とか。。。
父親は何がしたかったのか?そもそも物語の関係者たちの周りに出没した意図は?そしてその行動によって天吾との親子関係にどような影響を及ぼし、1984年では何が変わったというのだろうか???

言い出せばキリはないが、ロマンチックなラブストーリーとしては程良いスリルと謎を投げかけつつ、一般読者の期待に応える結末へ導くまでを面白く読ませた作品だったとは思う。

あと、個人的にタマルというキャラがなかなか興味深かった。青豆とのやり取りや、論理に基づいた行動理念で徹底したプロフェショナルぶりってのが小気味よくて、ちょっとツボだったかと。
…できれば、何故彼があそこまでマダムに付き添うのかの理由も見て見たかった。きっと、金銭以外にそれなりの理由がなければああはならないだろうし。。。

等々と、釈然としていない部分もあるが、結果的には色々と理解を深めたいと思わせるだけのモノを残しているのだから、それなりに優れた作品だったのかも。。。

読書履歴

2012/06/22 394ページ
2012/06/20 249ページ
2012/06/15 98ページ

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