内容紹介
書籍情報提供: Google Books
AIが見つけた似た本
「レイクサイド 新装版」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を1冊見つけました
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
ずっと前から気になってた作品。
湖畔の別荘で、四組の家族が息子の中学受験のための合宿を行っていた。そこに一人の女性が現れる。その女性は主人公と思われる男の同僚であり愛人で、妻の浮気調査を依頼していた。その愛人がその夜殺され、その犯人が妻だった。この事件が明るみになれば息子たちの受験に影響が出ると考えた四組の家族は死体を隠蔽することとし、みなが協力し湖に沈め、秘密を共有することとした。
しかし、次第に家族間のおかしな言動や様子に疑問を感じた主人公が調べて行くと、そこには全く違う真実があった。本当に愛人を殺したのは誰だかんからず、分かっているのは子供達の中の誰かということだけ。どの親も自分の息子がそんなことするはずない、と思ってはいるものの、その中の一人は必ず裏切られることに。それだったら明らかにせず、みんなで隠蔽してしまおうという考えに至った。またある家族は裏口のあっせんのために妻を差し出し、それをごまかすために自由恋愛という形をとった。それを浮気調査をしていた愛人が偶然知り、今回の事件に至った。
子供を信じたくても信じきれない親たちの葛藤と、親たちの楽な方に逃げようとする弱さが本人の内面描写なしに描かれてきた作品。