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牛を屠る (シリーズ向う岸からの世界史)

牛を屠る (シリーズ向う岸からの世界史)

佐川 光晴

この本の所有者

(4.0)
4人が登録
132回参照
2010年6月29日に更新

書籍情報

ページ数:
140ページ
参照数:
132回
登録日:
2010/06/29
更新日:
2010/06/29

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内容紹介

「ここはおめえみたいな奴の来る所じゃねえっ!」怒鳴られた初日そして...牛の上にも十年。牛を屠って働く悦びを、著者は得た。屠畜場イラスト付(巻末)。
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差別とか歴史とか、そういうのはひとまず忘れてしまうくらい、まっとうな職業ものノンフィクションでした。
自分の知らない世界だったり、知らない職業の話をのぞき見するのが好きなのですが、この本も期待にたがわず面白かったです。
まさに『屠る』という言葉がしっくりくる、現場の熱が行間から伝わってくるような臨場感。プロフェッショナル!!
 
牛を屠るときの感触、職人魂、重み、銃声。
ふだん肉を食べるときに、それまでの課程や経緯にまではなかなか思いが至らないものだけど、
この本を読んで、「ああそうか。こういうたくさんの課程を越えて、命が『食』になるんだ」と腑に落ちた思いです。
悲観的でもなく、ヒステリックでもなく、ただ事実がすとんと腹に落ちたというか。
食の向こう側にある、汗や血や人の手や生き物のぬくもりや熱気を感じることができました。
逆説的かもしんないけど、生きている物語というか。
 
もうひとつ感じたことが、働くってこういうことなんだよなってことでした。
流れ着いた場所で、与えられた場所で、自分なりのなにかを見つけて毎日を積み重ねること。
自分もがんばろっと。

taka_aki
taka_aki Lv.304

なぜかこれ系の本を結構読んでしまう。

タイトル通りの作品です。と殺場で働いていた著者によるドキュメンタリー。

食べているものがどのように作られているのか(作るって表現が正しい気がします)が事細かに綴られています。

そもそも、それを知らないこと自体が問題だと思う訳で。

とは言え、学校で豚を飼って最終的には食べると言った話がありましたが、著者はこれに反対の立場。まー、目的がずれているなーと感じたりもして。食肉なら食肉として、ペットならペットとして扱うのが正しいと思いました。

いろいろ考えさせられた一冊。毎回こう言った本には考えさせられますが。

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