みんなの評価
4
5
4
3
2
1
レビュー
差別とか歴史とか、そういうのはひとまず忘れてしまうくらい、まっとうな職業ものノンフィクションでした。
自分の知らない世界だったり、知らない職業の話をのぞき見するのが好きなのですが、この本も期待にたがわず面白かったです。
まさに『屠る』という言葉がしっくりくる、現場の熱が行間から伝わってくるような臨場感。プロフェッショナル!!
牛を屠るときの感触、職人魂、重み、銃声。
ふだん肉を食べるときに、それまでの課程や経緯にまではなかなか思いが至らないものだけど、
この本を読んで、「ああそうか。こういうたくさんの課程を越えて、命が『食』になるんだ」と腑に落ちた思いです。
悲観的でもなく、ヒステリックでもなく、ただ事実がすとんと腹に落ちたというか。
食の向こう側にある、汗や血や人の手や生き物のぬくもりや熱気を感じることができました。
逆説的かもしんないけど、生きている物語というか。
もうひとつ感じたことが、働くってこういうことなんだよなってことでした。
流れ着いた場所で、与えられた場所で、自分なりのなにかを見つけて毎日を積み重ねること。
自分もがんばろっと。
自分の知らない世界だったり、知らない職業の話をのぞき見するのが好きなのですが、この本も期待にたがわず面白かったです。
まさに『屠る』という言葉がしっくりくる、現場の熱が行間から伝わってくるような臨場感。プロフェッショナル!!
牛を屠るときの感触、職人魂、重み、銃声。
ふだん肉を食べるときに、それまでの課程や経緯にまではなかなか思いが至らないものだけど、
この本を読んで、「ああそうか。こういうたくさんの課程を越えて、命が『食』になるんだ」と腑に落ちた思いです。
悲観的でもなく、ヒステリックでもなく、ただ事実がすとんと腹に落ちたというか。
食の向こう側にある、汗や血や人の手や生き物のぬくもりや熱気を感じることができました。
逆説的かもしんないけど、生きている物語というか。
もうひとつ感じたことが、働くってこういうことなんだよなってことでした。
流れ着いた場所で、与えられた場所で、自分なりのなにかを見つけて毎日を積み重ねること。
自分もがんばろっと。
この本を読んでいる人(4人)
読書ステータス
読了
2人