
マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
この本の所有者
内容紹介

AIが見つけた似た本
「マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...
人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
田中 ロミオ
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人...
金閣寺
三島 由紀夫
1950年7月1日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み―ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、...
零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)
西尾 維新
『零崎一賊』―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始...
ループ&ループ&ループ!!
「伝説の作家」とか「タイムトラベルものの名作」という評判を前々から耳にしていたので、今回の復刊はとても嬉しかったです。
感想は、評判に違わずすごく面白かった~。そして物語を整理しようとすればするほど、自分の頭の中もループしまくりでした。。。リアルに。ちょっと目まわった。
読み進めていくうちに「あ、もしや?」とある程度物語の着地点の予想はついたのだけれど、それは着地点のほんの入り口にしかすぎなくて。終盤に畳み掛けてくる真実の波に圧倒されました。
各所にちりばめられている伏線もすごいし、SFでもあり、昭和という時代を描写した風俗小説でもあり、ミステリ風の謎解きもあり、サバイバル小説チックでもあり、この1冊にサービス精神が凝縮されていて贅沢な小説を読んだーという満足感&満腹感がありました。
ある場面で作者(と思われる人物)がしれっと何気なく登場していて、そんな遊び心にも◎
縁は異なもの味なもの、という言葉の意味をしみじみ味わわせてくれる余韻がすてきな小説でした。
『ツィス』も買おっと。

20年ほど前、この本の評判を聞いて、浜松中の本屋を探してやっと見つけた本。いわゆるタイムマシンもの。評判に違わぬおもしろさだった。今となっては差別的な用語もあります。昭和初期の状況がとても興味深く、その後の展開も衝撃でした。