
劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34))
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2011年11月26日に更新
📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)
レビュー:
映画の原作にもなったこの本。測量隊が山岳会との戦いにも勝ち、剣岳の初登頂に成功。。世評の高いこの本だが、やはり面白いとは思えない。無骨だが信念があり職務に邁進する主人公、友情、嫌がらせ、社会的背景の過不足のない描写。上手い小説なのだろうが、どこか鼻につくところがあり、率直なところ、我慢しながら読んだ(「山岳信仰としての山」には興味が出たけれども)。「孤高の人」に「剣岳」も駄目だとすると、自分と新田次郎は相性がよくないのであろう。山岳小説は新田次郎が第一人者だけに残念であるが、撤退することにする。山岳小説では、北杜夫(ファン)の「白きたおやかな嶺」が読みたいのだが、絶版なのが無念。
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