
紅 〜ギロチン〜 (紅シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)
この本の所有者
内容紹介

読書履歴
AIが見つけた似た本
「紅 〜ギロチン〜 (紅シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
ALL YOU NEED IS KILL (集英社スーパーダッシュ文庫)
桜坂 洋
「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す...
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 善意の指針は悪意 2 (2)(電撃文庫 い 9-2)
入間 人間
入院した。僕は殺人未遂という被害の末に。マユは自分の頭を花瓶で殴るという自傷の末に。二人が入院した先では、患者が一人、行方不明になっていた。その事件は当初、僕にとって問題となるべき事柄ではなかった。数...
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
狼と香辛料〈2〉 (電撃文庫)
支倉 凍砂
狼神ホロとの二人旅を続けることを決めた行商人ロレンス。港町パッツィオでの銀貨騒動で儲けた上等な胡椒を武器に交換し、異教徒の地への玄関口、北の教会都市リュビンハイゲンで大きな商売を仕掛けた。しかし思いも...
キャラクターの魅力を引き上げる要素は、いくつかある。
その一つが、揺れても揺るがない心。
悩んでも、迷っても、根っこの部分では決して折れない芯。
そういうものが、キャラクターを大いに魅力ある存在にする。
さて、紅シリーズの主人公紅真九郎は、そういう意味では、普段情けなくも、土壇場では真っ直ぐで力強いヒーロー。辛い事実に打ちひしがれ、自分の弱さを嘆き、現実から目を背けながらも、最後の最後にはたった一つの答えを正しく掴み取る。
それは一辺倒な正義のヒーローより、一層格好良いと思う。
1巻では勧善懲悪の構図でわかりやすく舞台や登場人物を紹介しておきつつ、2巻である本作では、登場人物の二面性を上手く使い、敵=悪という構図を崩してみせ、懐の深さを窺わせてくれた。
この先どういう物語を見せてくれるのか、それが楽しみでしょうがない。
***
MVPは紫。
次点で銀子、切彦、理津、夕乃、かなぁ。環さんは出番ちょっと少なかったね。というかこの作品の場合、キャラクターの出番と重要度がそのまま魅力の順に結びつくような気がする。それでもキーキャラクターの切彦より銀子が上なのは個人的な好みです。ぼくもロリコンって言われたい!(死ねよ