内容紹介
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AIが見つけた似た本
「レディ・ジョーカー〈下〉」の書誌情報と、 この本を読んだ人の本棚から、 近そうな本を4冊見つけました
レディ・ジョーカー〈上〉
高村 薫
人質は350万キロリットルのビールだ―業界のガリバー・日之出麦酒を狙った未曾有の企業テロは、なぜ起こったか。男たちを呑み込む闇社会の凄絶な営みと暴力を描いて、いま、人間存在の深淵を覗く、前人未到の物語...
レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)
高村 薫
消エルコトニシタ...。レディ・ジョーカーからの手紙が新聞社に届く。しかし、平穏は訪れなかった。新たなターゲットへの攻撃が始まり、血色に染められた麦酒が再び出現する。苦悩に耐えかねた日之出ビール取締役...
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)
高村 薫
空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く―。その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械...
レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)
高村 薫
城山は、五十六時間ぶりに解放された。だが、その眼は鉛色に沈んだままだ。レディ・ジョーカーを名乗る犯行グループが三百五十万キロリットルのビールを“人質”に取っているのだ。裏取引を懸念する捜査一課長に送り...
文句なし。今年読んだ本でナンバー1。
グリコ・森永事件をモチーフにした社会派小説です。
長かった。
ボリュームの問題じゃなく、
この事件の行きつく果てを見守る時間が途方もなく長く感じた。
苦しすぎた。
読み終えてまず抱いたのは、徒労感。でした。
濃厚な人間模様と、悲壮な決意と、
それさえも軽々しく飲み込んでしまう圧倒的な大きな力の前に
ただなすすべもなくページをめくるばかりで。
上下あわせて900ページ。
もがき続ける人間の姿をただ見ているしかなかった。
こんなにもがき、あがいているのに、結局なにも変わらない。
名も無き人間たちは、巨大な力の前にただ翻弄されるのみ。
みんなどうして、どうしてここまで苦しまなくてはいけないのか。
企業や組織や出自や弱さという足枷の中で、
ここまで苦しみぬいて守るべきものって一体なんなんだろう。
こんなに苦い思いをかみ殺してまで背負っていかなきゃいけないものってなんなんだろう。
会社を背負っていくということ、組織の中の歯車になるっていうこと、
人生に折り合いをつけるっていうこと、決断を下すっていうこと。
ひとつひとつがものすごく重く心にのしかかってきました。
この世のなにが変わるわけでもないと分かっていながら、
登場人物たちはみんな、それでも人生を賭けていたんだと思ふ。
それぞれの人生や苦渋を考えると、
放心。
むなしい。
ただただむなしい。
あぁ・・・。
もー呻き声しか出てこない。
すごい小説でした。
しばらく何も考えられない。