📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
3/5
レビュー:
プロローグで王様に本を探す旅を命じられた2人の男。第1夜はクスッと笑える短文で読みやすかった。第6夜から少し重くなってきた。第7夜。その本は、誰も死なない。竹内春と岬真一の交換日記のやりとり、大人に振り回されてしまう子供が切なかった。第9夜。その本は、まっしろである。娘の結婚式にトランペットを吹く話にグッと来た。第12夜。その本は評判が悪かった。「小さい小さい、でもかすかに存在する可能性を信じて。」エピローグで王様が亡くなってからのオチがあり、隙間時間に読む本にちょうどよかった。
読書履歴
2023/11/30
195ページ
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