読書履歴
AIが見つけた似た本
「流浪の月」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
私の男
桜庭 一樹
優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?この世の裂け目に堕ちた父娘の過去に遡る―...
赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万...
新訂 徒然草 (岩波文庫)
西尾 実
『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...

父親が亡くなり母親は出ていき、親戚に育てられた更紗だが夜ごと息子が部屋に来ていた。いたたまれない毎日を送る中、公園で出会った佐伯文についていってしまう。世間では文は幼女誘拐犯だが、真実は虐待から救い出してくれたということ。この真実が公になることはない。数年後、二人は出会い居場所を更紗も文も見つけ、こういう関係もあると言いたいのだろうが、更紗がDV男から逃げる時に、職場を変えない、居場所がばれそうな場所に引っ越すなどが好きになれない。とはいっても一気に読ませてもらった。力のある作家さんなんだろうとは思う。

ビターチョコレートを食べた気分。ハッピーエンドで本当に良かった。