📝 レビュー (yuchanさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
三島屋変調百物語シリーズ第7弾。「火焔太鼓」にはおおぼらけ沼の生き物の爪を芯にして作られているという秘密にびっくりしたのだが、それ以上に生き物そのものにも脈々と受け継がれているものがあった。切なかった。「一途の念」は短かく悲しかった。「魂手形」は彷徨っている魂に道標を示すことを生業にしている魂の里からきた水夫の手伝いをした話。怖かったが水面さんが可哀想でなんとかしなきゃと思う気持ちは同じになった。この百物語百まで続くのだろうか。怖いと思いながらまた読むのだと思う。
読書履歴
2021/07/23
293ページ
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