📝 レビュー (Yooさんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
宮部みゆきの三島屋シリーズの4巻目。死んだ肉親を呼び戻そうとする絵師を描く「迷いの旅籠」、仕出し屋の休業の謎を巡る「食客ひだる神」、限界まで追い込まれた山里の悲しい「三鬼」、商家を災難から守る大きな代償を要求する「おくらさま」の4話からなっている。ひだる神は、ややほっこりする話だが、あとの話はなかなか凄まじいが、いつもながら面白い。最後のおくらさまは、黒白の間にこもるおちかの状況と重ねられている。
読書履歴
2019/10/15
572ページ
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