メニュー
悲劇週間―SEMANA TRAGICA (文春文庫)

悲劇週間―SEMANA TRAGICA (文春文庫)

矢作 俊彦

この本の所有者

2人が登録
105回参照
2009年7月29日に更新

書籍情報

ページ数:
613ページ
参照数:
105回
更新日:
2009/07/29

この本を共有する

📝 レビュー (ぼんぼんさんのレビュー)

評価:
4/5
レビュー:
ハタチの頃の堀口大學をモデルにした恋愛&青春&歴史小説?と言ってしまっていいのかな・・・。
しょっぱなから登場人物が大物ぞろいのオールスター!そしてとにかくスケールでかくてロマンチック☆☆☆
異国の地も、革命も、戦争も、詩も言葉も恋もすごくロマンチックで、心に重く響いて、熱に浮かされたような気分で読んでいました。
ヒロインのフエセラがチャーミングで魅力的で、主人公の大學も真っ直ぐなのにすっとぼけてておかしみがあって、そんな二人の恋はすがすがしかった。
戦火の中でも翻弄されまいと凛と立つ二人の姿は、希望のように思えました。
恋に別れ、歴史に戦争、革命に血はつきもの。
でも希望があった。そんな物語でした。
読み終わったあと、はればれとした切なさを感じました。

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本 リアルタイムで分析しました

「悲劇週間―SEMANA TRAGICA (文春文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました