メニュー
仮面同窓会 (幻冬舎文庫)

仮面同窓会 (幻冬舎文庫)

雫井 脩介

この本の所有者

1人が登録
71回参照
2016年8月19日に更新

書籍情報

ページ数:
418ページ
参照数:
71回
更新日:
2016/08/19

この本を共有する

📝 レビュー (くすっちゃんさんのレビュー)

レビュー:
主人公の洋輔はちょうど私と同年代くらいの普通の人。
途中、1人称が変わって?と思った部分があり、亡くなったお兄さんの幽霊と対話してるのか、二重人格なのかと思ったが引きこもりの長男との対話であったことに納得した。周囲の人には引きこもりの兄がいて同居してるとはさすがに言えず、年が離れているから疎遠になっていると誤魔化し続けていた。
最後の20ページくらいで読んでいる途中で感じた上記のような違和感が解消される。
ストーカーと連絡を取り続ける女性の気持ちが全然共感できなかったが、なるほど!と思った。
完全犯罪を成し遂げたように思えるが、周囲の仲が良いとされる友人が全員殺され、洋輔は今後疑われることないのか、どんな気持ちで今後の人生を生きていくのか、想像の余地を残す締めくくりとなっている。
ただ、ちょっと自分にとって人に知られると都合が悪いことを知られたから口封じのためだったり、過去の清算という名目で簡単に殺意は生まれてしまうものなのか?と感じた。

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本 リアルタイムで分析しました

「仮面同窓会 (幻冬舎文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました