殺人行おくのほそ道 (下) (講談社ノベルス)
この本の所有者
📝 レビュー (miyanさんのレビュー)
運命というものは残酷で、悲しくて
過酷過ぎました。
この作品には何重もの防御網が張り巡らされています。
そう、真の真相を見せないために、です。
それゆえに真の黒幕は最後の数ページにならなければ出ません。
それと少しばかりミステリーの法則からすれば
邪道となってしまっています。
ですがそれは真の真相への伏線といっても過言ではないです。
この作品の一部の事実は、すでにこの本中に真相が出ます。
ですが、ある「重大人物の秘密」は最後にならなければ出ません。
その真相は、あまりにも強烈で
人によっては心をえぐられ、胸糞の悪いものです。
もしもが重ならなければ
事件も起こらなかったことでしょう。
で、麻佐子たちはその事件を防げたかといえば…
ノー、でしょうね…
悲しいことに。
読書履歴
AIが見つけた似た本
「殺人行おくのほそ道 (下) (講談社ノベルス)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を8冊見つけました
おめでたい日本人に教える虐殺の歴史
小滝 透
タブーを紐解けば真実が見えてくる。原爆投下、宗教戦争、共産主義、ナチス、ポルポト、アルカーイダ...気鋭の歴史家が数々の殺戮の軌跡をなぞり、人から人へ、連綿と受け継がれる「人殺しの原理」を読み解く異色...
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
紅―ギロチン (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎にきた一通の電話。それは、商売敵である悪宇商会からの勧誘だった。一度は応じた真九郎だが、最終課題に出されたのは、なんと暗殺計画への参加。標的となるのは、一人の病弱な少女...
読み終えて、出てきたのはため息でした。
運命というものは残酷で、悲しくて
過酷過ぎました。
この作品には何重もの防御網が張り巡らされています。
そう、真の真相を見せないために、です。
それゆえに真の黒幕は最後の数ページにならなければ出ません。
それと少しばかりミステリーの法則からすれば
邪道となってしまっています。
ですがそれは真の真相への伏線といっても過言ではないです。
この作品の一部の事実は、すでにこの本中に真相が出ます。
ですが、ある「重大人物の秘密」は最後にならなければ出ません。
その真相は、あまりにも強烈で
人によっては心をえぐられ、胸糞の悪いものです。
もしもが重ならなければ
事件も起こらなかったことでしょう。
で、麻佐子たちはその事件を防げたかといえば…
ノー、でしょうね…
悲しいことに。