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殺人行おくのほそ道 (下) (講談社ノベルス)

殺人行おくのほそ道 (下) (講談社ノベルス)

松本 清張

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レビュー

miyan
miyan
2016年8月読了
読み終えて、出てきたのはため息でした。
運命というものは残酷で、悲しくて
過酷過ぎました。

この作品には何重もの防御網が張り巡らされています。
そう、真の真相を見せないために、です。
それゆえに真の黒幕は最後の数ページにならなければ出ません。

それと少しばかりミステリーの法則からすれば
邪道となってしまっています。
ですがそれは真の真相への伏線といっても過言ではないです。

この作品の一部の事実は、すでにこの本中に真相が出ます。
ですが、ある「重大人物の秘密」は最後にならなければ出ません。
その真相は、あまりにも強烈で
人によっては心をえぐられ、胸糞の悪いものです。

もしもが重ならなければ
事件も起こらなかったことでしょう。

で、麻佐子たちはその事件を防げたかといえば…
ノー、でしょうね…
悲しいことに。

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