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姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)

姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)

京極 夏彦

この本の所有者

23人が登録
231回参照
2014年3月13日に更新

書籍情報

ページ数:
430ページ
参照数:
231回
登録日:
2014/02/25
更新日:
2014/03/13

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内容紹介

京極夏彦のデビュー作がついにコミック化! 京極堂の憑物落し。記憶を視る探偵・榎木津礼二郎。シリーズの原点にして京極夏彦の伝説の原点がここに紡がれる。
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📝 レビュー (とくこさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
数年前に借りてずっと放置してたものをやっと読み始めた。初っ端の薀蓄から何から、無駄なものはなく、きちんとラストに向かっている。

後半の怒涛の伏線回収は読んでいて気持ち良くて惹き込まれてしまった。
結構超展開というか、要素だけ取るとチープな真相でも論理的な説明と、そこに至るまでの強固な地盤を固められているので納得してしまった。
ミステリというのは少し違うかな。
長い薀蓄も、今まで当たり前だと思っていた思考を組み直されるようで、こんがらがりながらも楽しく京極堂に憑き物落としされていく感覚を楽しめた。

最後までぼかされた涼子と関口くんの関係だったけど、私は関口はやってないと思った。
もしやっていたのだとしたら、関口くんの涼子に抱く神聖さみたいな物の説明がつかない。
他の方のレビューで言及されていたように、夢が真相を物語っていたのだと思う。

読書履歴

2014/03/13 430ページ
2014/03/12 289ページ 「僕はね、関口。自分の関わることで人が死んだり、傷ついたりするのはまっぴら御免なんだ。特にこんな馬鹿らしい事件は、放っておいても勝手に終わるよ」
2014/03/02 232ページ 人物が出揃ってきた時のわくわく。
2014/03/02 232ページ
2014/02/28 130ページ 私はヤミ市が嫌いだった。無秩序。どやどやした大勢の、粗野で乱暴な声。混沌の中での圧倒的な自己主張。生きる力強さ。皆、私の嫌いなものだった。
2014/02/25 62ページ ここにきてやっと話が動いてきた…長かった。面白いけど。

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