この本について
京極夏彦のデビュー作がついにコミック化! 京極堂の憑物落し。記憶を視る探偵・榎木津礼二郎。シリーズの原点にして京極夏彦の伝説の原点がここに紡がれる。
みんなの評価
4.3
5
4
3
2
1
レビュー

数年前に借りてずっと放置してたものをやっと読み始めた。初っ端の薀蓄から何から、無駄なものはなく、きちんとラストに向かっている。
後半の怒涛の伏線回収は読んでいて気持ち良くて惹き込まれてしまった。
結構超展開というか、要素だけ取るとチープな真相でも論理的な説明と、そこに至るまでの強固な地盤を固められているので納得してしまった。
ミステリというのは少し違うかな。
長い薀蓄も、今まで当たり前だと思っていた思考を組み直されるようで、こんがらがりながらも楽しく京極堂に憑き物落としされていく感覚を楽しめた。
最後までぼかされた涼子と関口くんの関係だったけど、私は関口はやってないと思った。
もしやっていたのだとしたら、関口くんの涼子に抱く神聖さみたいな物の説明がつかない。
他の方のレビューで言及されていたように、夢が真相を物語っていたのだと思う。
後半の怒涛の伏線回収は読んでいて気持ち良くて惹き込まれてしまった。
結構超展開というか、要素だけ取るとチープな真相でも論理的な説明と、そこに至るまでの強固な地盤を固められているので納得してしまった。
ミステリというのは少し違うかな。
長い薀蓄も、今まで当たり前だと思っていた思考を組み直されるようで、こんがらがりながらも楽しく京極堂に憑き物落としされていく感覚を楽しめた。
最後までぼかされた涼子と関口くんの関係だったけど、私は関口はやってないと思った。
もしやっていたのだとしたら、関口くんの涼子に抱く神聖さみたいな物の説明がつかない。
他の方のレビューで言及されていたように、夢が真相を物語っていたのだと思う。
読書ステータス
読了
22人
読みたい
1人