殺人者はいかに誕生したか―「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く
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📝 レビュー (miyanさんのレビュー)
異例の作品と言えましょう。
なぜならば、犯罪加害者を「知る」と言う観点に
重きが置かれているからです。
実は昨今の
裁判員裁判で失われてしまいつつあるのが
この「知る」と言う視点。
こういう観点を提示されるとこの制度の
存在意義を考えさせられてしまいます。
内容はかなり衝撃を
受けるものとなっています。
有名な事件ばかり扱われていますが
どの事件の加害者もかなりひどい環境に
おかれています。
特に第10の事件は
テレビ等でよく言われている
ことがそのまま現実になったケースです。
あとがきはその例よりもさらに凄惨なケースが
のっています。
つくづく親になることは
難しく感じます。
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「犯罪」を扱った作品としては
異例の作品と言えましょう。
なぜならば、犯罪加害者を「知る」と言う観点に
重きが置かれているからです。
実は昨今の
裁判員裁判で失われてしまいつつあるのが
この「知る」と言う視点。
こういう観点を提示されるとこの制度の
存在意義を考えさせられてしまいます。
内容はかなり衝撃を
受けるものとなっています。
有名な事件ばかり扱われていますが
どの事件の加害者もかなりひどい環境に
おかれています。
特に第10の事件は
テレビ等でよく言われている
ことがそのまま現実になったケースです。
あとがきはその例よりもさらに凄惨なケースが
のっています。
つくづく親になることは
難しく感じます。