メニュー
新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)

村上 龍

この本の所有者

(4.0)
14人が登録
58回参照
2013年10月20日に更新

書籍情報

著者:
村上 龍
ページ数:
576ページ
参照数:
58回
登録日:
2013/10/20
更新日:
2013/10/20
所有者:
Kota Kotaさん

この本を共有する

内容紹介

一九七二年夏、キクとハシはコインロッカーで生まれた。母親を探して九州の孤島から消えたハシを追い、東京へとやって来たキクは、鰐のガリバーと暮らすアネモネに出会う。キクは小笠原の深海に眠るダチュラの力で街を破壊し、絶対の解放を希求する。毒薬のようで清清しい衝撃の現代文学の傑作が新装版に。
Google プレビュー 書籍情報提供: Google Books
Google Booksで見る

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

AIが見つけた似た本

「新装版 コインロッカー・ベイビーズ (講談社文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました

76.4%
クラインの壺 (講談社文庫)

クラインの壺 (講談社文庫)

岡嶋 二人

200万円でゲームブックの原作を、謎の企業イプシロン・プロジェクトに売却した上杉彰彦。その原作をもとにしたヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の制作に関わることに。美少女・梨紗と、ゲーマーと...

12人 4
74.9%
きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)

重松 清

少年は、ひとりぼっちだった。名前はきよし。どこにでもいる少年。転校生。言いたいことがいつも言えずに、悔しかった。思ったことを何でも話せる友だちが欲しかった。そんな友だちは夢の中の世界にしかいないことを...

42人 3.8
74.6%
ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

西尾 維新

「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤....

17人 4
73.8%
羊たちの沈黙
73.6%
新訂 徒然草 (岩波文庫)

新訂 徒然草 (岩波文庫)

西尾 実

『徒然草』の面白さはモンテーニュの『エセー』に似ている。そしてその味わいは簡潔で的確だ。一見無造作に書かれているが、いずれも人生の達人による達意の文章と呼ぶに足る。時の流れに耐えて連綿と読みつがれてき...

9人 4
ぺー
ぺー Lv.35

あおみ
あおみ Lv.78

ついにキクとハシ、2人のコインロッカー・ベイビーズの話は幕を閉じた。生まれて間もなく母親に捨てられコインロッカーの中で泣き叫び、見知らぬ大人に拾われ育てられた。生憎だが、私には彼等の感情がわからない。生温い環境でこれまで生きてきたからだ。
小説全体としては、随分昔の日本が舞台となっていて、キクとハシそれぞれが幼い頃から求めていたものを見つけ出すまでの物語が描かれている。キクはダチュラという薬。ハシは心臓の音。節々に淫靡な描写、必要か?と感じる出来事があり、連々、長々と書かれた文に飽きることもあったが、終盤、2人がそれぞれの目的に辿り着こうと無様にも必死で藻掻く姿は応援したくなるような、引き止めたくなるような気持ちで読めた。

『僕は母親から受けた心臓の鼓動の信号を忘れない、死ぬな、死んではいけない、信号はそう教える、生きろ、そう叫びながら心臓はビートを刻んでいる。筋肉や血管や声帯がそのビートを忘れることはないのだ。』

きざる
きざる Lv.139

伊賀ちゃん
伊賀ちゃん Lv.65

変な本

くろ
くろ Lv.94

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します