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ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)

窪 美澄

この本の所有者

16人が登録
141回参照
2013年10月1日に更新

書籍情報

著者:
窪 美澄
ページ数:
318ページ
参照数:
141回
更新日:
2013/10/01
所有者:
kyoko kyokoさん

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📊 読書進捗 (kyokoさんの記録)

2013/10/01 318ページまで

📝 レビュー (kyokoさんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
生臭い、泥臭い、なのにどこか爽やかな物語です。

大賞を幾つも取ってるだけに面白いのは確かです。

人の人生のようにスッキリしない、そんな感じがこの本の面白さでしょう。

高校生男子と主婦のコスプレ不倫変態セックスの場面から始まり
リレー形式で主人公が変わり、回想しながら時間軸が未来へと進んで行くショートストーリの映画でも見る感じの小説です。

リレー形式で主人公が変わりますが、視点が変わると人物の印象ががらりと変わって驚きます。
人生の陰に隠された過去の傷が、彼(彼女)も人也ってのをよく表現されている思います。

高校生の子供から大人に成長していく、成長物語がテーマの一つ
だと感じたのですが、高校生時代をキーワードとしてその後を繋いでいく感じは、この物語では重要な感じが致しました。

生きるって綺麗ごとだけじゃないし、男の性、女の性・・・性欲も物欲も人はあるのだし、間違え、傷つけ、傷ついても、それでも共に生きて行く、人の強さも描かれています。

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