かばん屋の相続 (文春文庫)
この本の所有者
内容紹介
書籍情報提供: Google Books
AIが見つけた似た本
「かばん屋の相続 (文春文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を4冊見つけました
お金じゃ買えない。―[よのなか]の歩き方〈1〉 ちくま文庫
藤原 和博
“よのなか”には、なぜ勝ち組と負け組が生じるのか。両者を分けるのは何なのか。そして、どうすれば満ち足りた生きかたを手にできるのか―“スーパーサラリーマン”の異名をとる著者が、盲点を突く発想で、現代にお...
6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)
福井 晴敏
愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、...
主人公はみんな銀行員の短編集。
短編集はあまり好きではないけども、一つ一つの話に金融業界ならではのカラクリが用意されていて勉強になった。
中小企業の抱えている実情と、それを踏まえて時には非常な判断をしなければならない銀行員。
信用取引とはまさに言葉通りのものだの感じる作品。借りる方にも一つ一つのドラマがあり、貸す方にも同じくドラマがある。
金融業界の正にトップダウンともいうべきヒエラルキーの中においても、信念を持ち続ける行員が描かれており、それがまた信念を貫き通しても必ずしも相手が幸せになれるものではないという、盛者必衰も合わせて描かれていてリアリティが増している。
決済日に入金がされるかどうか、そういった自分の人生を賭けた仕事を自分はやれているか?答えは否。自分のキャリアをかけ続けて上がって行く人とそうでない人が生まれる。こんなにも出世がものをいう社会も怖いけど、必死になる分得られるものも多そうだと思った。