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読書履歴
AIが見つけた似た本
「始祖鳥記 (小学館文庫)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
赤朽葉家の伝説
桜庭 一樹
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万...
アンネ・フランクの記憶 (角川文庫)
小川 洋子
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青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
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三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫)
斎藤 孝
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ブルースカイ (ハヤカワ文庫 JA)
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日本で初めて空を飛んだと言われている、備前屋幸吉の生涯を描いた小説。
岡山の空を飛んだ若き幸吉の存在が、本人の意図しないところで人々の大きな希望になっていく。
町の人の希望の光になった幸吉が、今度は仲間達に感化されて、迷いながらも自分の人生を生きる決断をする。
そんな、でーっかい希望と、人と人とのつながりを描いた作品でした。
「自分の人生を生きる」
言葉にするとシンプルだけど、
こういう生き方が、いかに難しくていかに偉大なことであるかを改めて実感。
なんのために命を燃やすのか。
幸吉はただ空を飛ぶその一瞬のために人生を賭けた。
正しい生き方じゃないかもしれないけど、
ファンタジーかもしれないけど、
心が熱くなりました。
幸吉だけじゃなくて、
なにかに賭けている人たちがほかにもたくさん出てきて、
幸吉の人生のどこかで交差して、共鳴し合って、歴史を作っていく。
なにかをまっすぐに追い求める男達の心意気がまばゆかったです。