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羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる (中公文庫)

羽生善治と現代 - だれにも見えない未来をつくる (中公文庫)

梅田 望夫

この本の所有者

1人が登録
337,067回参照
2013年3月8日に更新

書籍情報

ページ数:
450ページ
参照数:
337,067回
登録日:
2013/03/07
更新日:
2013/03/08
所有者:
zooko012 zooko012さん

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📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
観る将棋の名著「シリコンバレーから将棋を観る」「どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか」の文庫化。2冊のハードカバーが一冊の文庫になったうえ、梅田と羽生の最新の対談も収録。超お得であるうえ、内容も素晴らしい。改めて通読して、やはり秀逸と思ったのは、以下の章。

「若者に立ちはだかる第一人者」
羽生が、勝ったにもかかわらず、「面白い将棋だったから、もっともっと指したかったのに。簡単に投げるな。もっと行けたはずだ」と敗者山﨑に対し見せる怒り。その後の羽生の楽しそうな感想戦への打ち込み。山﨑の「勝ったくせに・・。こちらはボロボロなのに」との見事なぼやきぶり。これを書いている著者も楽しそうで、何とも、幸せになる1章である。
「研究競争のリアリティ」
若手の研究成果をベテランが利用(搾取)していく現実の功罪が、実名をあげて、リアルに書かれていて、何とも興味深い。

その他、梅田や羽生によって描写される、佐藤・渡辺・深浦などの棋士も魅力的。しかし、羽生って凄い、と感嘆する一冊である。

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