
内容紹介

📝 レビュー (みこさんのレビュー)
人間にとって挑戦することがどれほど大切なことか、それはどんな本にも書いてあるし、おそらくほとんどの人は言われなくてもわかっている!と、思うはず。
けど、いざどうやって挑戦すればいいのかを教えてくれる本ってあまりない。まして脳科学の知見から挑戦について書かれている本なんて、そうそう見つかるものではない。
さて、この本では人間が挑戦するためにはどうすればいいのか、科学的に見て、人間が挑戦しやすい環境はどういったものなのかなど、科学的見地から人が挑戦することを応援する内容が書かれている。ただ、これは専門書ではない。だから、難しい言葉は少ししか出てこないし、内容もほとんどが具体例を、もとに書かれているから、ほとんどの部分は読みやすい。ただ、ちょっと難しいところもあったから、そこは残念。
脳科学という理系の言葉にびびる必要は全くない。科学的な話も、あくまで挑戦する人を応援するための一つの表現方法の一つに過ぎない。科学のための科学ではなく、あくまで人のための科学。だから、この本にはすごく人情味があるし、どこか暖かい。それがすごくいいね。
挑戦するという言葉にピンときた人は手をとって欲しい。挑戦できない人もできてる人も、きっとヒントが見つかる。毎日が挑戦に溢れる素晴らしい日々ももしかしたら近付いてくるかもしれない。
僕自身はアンチからオルタナティブという章がすごくよかった。気付かないと本当に気付かないところだから、ね。なぜ多くの倒幕派の武士ができなかったことを坂本龍馬はできたのか、ということかな。
読書履歴
AIが見つけた似た本
「挑戦する脳 (集英社新書)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
失敗学のすすめ (講談社文庫)
畑村 洋太郎
恥や減点の対象ではなく、肯定的に利用することが、失敗を生かすコツ。個人の成長も組織の発展も、失敗とのつきあい方で大きく違う。さらに新たな創造のヒントになり、大きな事故を未然に防ぐ方法も示される―。「失...
紅 (集英社スーパーダッシュ文庫)
片山 憲太郎
揉め事処理屋を営む高校生・紅真九郎のもとに、とある少女を守るという依頼が舞い込んできた。少女の名は、九鳳院紫。世界屈指の大財閥の御令嬢。詳しい事情を聞かされぬまま、真九郎は紫との共同生活を開始。彼女の...
STUDY HACKS!
小山 龍介
ビジネスマンの学習生産性を、楽しみながら画期的に向上させるハック集。資格試験から、語学学習、MBA取得まで若手ビジネスマンが身につけておきたい学習ノウハウを網羅する。
コミュニケーション力 (岩波新書)
斎藤 孝
豊かな会話、クリエイティブな議論は、どのようにして成り立つのか。話の流れをつかむ「文脈力」や基盤としての身体の重要性を強調しつつ、生きいきとしたコミュニケーションの可能性を考える。メモとマッピング、頷...