
内容紹介
ぼくはいつか死ぬ。たったひとりで。なのに、大人は平気で生きろと言う。理由なき世界に生み落された少年は、「ただ死んでいく」のではなく、自ら「生きていく」ことを選びたいと願った。そして、月に照らされた森を抜け、老師の庵へとたどりついた―九夜にわたる問答を通して語られる、命の苦しみ、尊さ。気鋭の禅僧の精錬された文章とその行間が、魂へ深く深く突き刺さる現代人必読の物語。

📝 レビュー (YUKI 24さんのレビュー)
評価:
5/5
レビュー:
産婆術。リアルな先生ここにあり。思慮深く生きる。私が松丸本舗、閉店間際に購入した本です。
読書履歴
2012/08/26
120ページ
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