
博士の愛した数式 (新潮文庫)
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内容紹介

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思った以上に良かったです。
対話の中に現れる数学が良いのです。完全数、双子素数等々。
数字が織りなす数式。ほんの数文字なのに、その向こうには無限があるんだなー、と感じました。
すごく心を温かくしてくれました。



110724



記憶が80分しか持たない博士と主人公の家政婦とその息子ルートの話。博士は素数をこよなく愛している。終わりから最後までとても綺麗な話であり、少しひねりが欲しかった。




最後まで読み終わって本を閉じた時、思わず愛おしくて表紙を撫でた。
大きなクライマックスへの波がある訳ではないのに、最終章は涙と鳥肌が止まらなかった。
数字と阪神の、美しい公式のような関係で結ばれた3人が離れてしまうことが悲しくて仕方なかった。
大嫌いな数学が、小川さんの手によってきらきらと、魔法のような魅力で光っている。ずっとその光を見ていたかった。
静かで完璧で愛おしい、300ページ足らずの一冊にこんなに感情をぐちゃぐちゃにされた事が嬉しくて、本を読むことはやめられないな、とおもった。

静かな本、数字がキラキラしてる本。

忘れられない一冊。記憶をとどめておけない博士とその博士を慕う親子の話。涙なしでは読めれない。ホントいい話。




博士とかかわる人の話






























































































