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博士の愛した数式

博士の愛した数式

小川 洋子

3.9
101人が登録
8件のレビュー

この本について

「ぼくの記憶は80分しかもたない」博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた―記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。

みんなの評価

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レビュー

taka_aki
taka_aki
2008年6月読了
思った以上に良かったです。

対話の中に現れる数学が良いのです。完全数、双子素数等々。

数字が織りなす数式。ほんの数文字なのに、その向こうには無限があるんだなー、と感じました。
松
2011年3月読了
すごく心を温かくしてくれました。
いちかわ
いちかわ
2012年1月読了
記憶が80分しか持たない博士と主人公の家政婦とその息子ルートの話。博士は素数をこよなく愛している。終わりから最後までとても綺麗な話であり、少しひねりが欲しかった。
とくこ
とくこ
2013年8月読了
最後まで読み終わって本を閉じた時、思わず愛おしくて表紙を撫でた。
大きなクライマックスへの波がある訳ではないのに、最終章は涙と鳥肌が止まらなかった。
数字と阪神の、美しい公式のような関係で結ばれた3人が離れてしまうことが悲しくて仕方なかった。
大嫌いな数学が、小川さんの手によってきらきらと、魔法のような魅力で光っている。ずっとその光を見ていたかった。
静かで完璧で愛おしい、300ページ足らずの一冊にこんなに感情をぐちゃぐちゃにされた事が嬉しくて、本を読むことはやめられないな、とおもった。

もん
もん
2012年7月読了
静かな本、数字がキラキラしてる本。
kaori
kaori
2012年7月読了
忘れられない一冊。記憶をとどめておけない博士とその博士を慕う親子の話。涙なしでは読めれない。ホントいい話。
Masa
Masa
2016年5月読了
博士とかかわる人の話

読書ステータス

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