
インシテミル (文春文庫)
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まぁ、単純にクローズド・サークル物のミステリ。しかも、どうやら米澤穂信さんはミステリマニアらしく、諸々のミステリをオマージュしつつ軽やかなエンターテイメント作品として仕上げている。個人的には前作である「ボトルネック」で期待値が高かった割にイマイチだったコトもあり、そこまで高い期待や先入観を抱かずに読んだのだが、ストーリーの流れなどにも無理がなく、ミステリマニアでなくとも十分に愉しめる作品だった。
「暗鬼館」の設定からゲームに施されたルールなどは良く練りこまれているし、その設定を活かして謎解きをする探偵役が変わっていったりと飽きさせない展開が続く。探偵役が変わる部分にも各々の人間性が表れており、最終的には主人公を活かす要素となっている。
更に、1人目の殺人が起きてからそれぞれに生ずる疑心暗鬼。派閥に分かれての探り合いなど、極限状態に追い込まれた人間心理も巧みに描写されている。
そして、物語は主人公である結城の視点を通して一緒に謎解きをしていくのだが、その過程に於いてもミステリとしての読み応えは十分。
本来こういった作品ではミステリを楽しめれば他の要素に突っ込むのは野暮なんだろうが、あえて言ってしまうと、ミステリ部分での設定はリアリティを追及している一方で個人の借金が10億とか非現実に思えてしまう部分も多々ある。未解決の謎が残るのはいいのだけど、あまりにも現実離れした設定が犯人の動機ってのは後味としてどーかと。。。
もう1つ言っちゃうと、須和名の存在はイマイチだった気がする。。最初から一貫して傍観者として超越した存在だと言えばそれまでだけど、まさかそのままで終わるとは。。。犯人ではないにしろ、これも最後にひとひねりがあるだろうと期待してただけに肩すかしを食らった感がある。特に「滞ってる1本」についてとか…
…等々と気になる部分もあったけど、まずまずハマれたし、映画化にも頷ける映像向けな作品である。
映画ではまた一味違う展開が用意されているのだろうから、そちらも楽しみにしたい。。。
時給1120百円。12人の暗鬼館での7日間を一日中観察されるアルバイト。クローズドサークルもの推理小説。連続殺人ゲームのルールの説明、それぞれの武器、メモ書き。よくある話だがまあ楽しめた。

期待よりは楽しめた。心理描写はいまいち。



何度も読まないとわからない部分もあるけど、面白かった。

もう読むの何度目か!大好きです。これを読んだことで古典ミステリーへの興味が俄然湧いてきました。
メモランダムにあった作品、全部読むぞー♪



面白い。そして誰もいなくなった、を思い出す。期待して映画も観たが、やっぱり原作!





































































