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アナザーフェイス (文春文庫)

アナザーフェイス (文春文庫)

堂場 瞬一

この本の所有者

12人が登録
271回参照
2010年10月19日に更新

書籍情報

ページ数:
428ページ
参照数:
271回
登録日:
2010/10/12
更新日:
2010/10/19
所有者:
mak246 mak246さん

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📝 レビュー (mak246さんのレビュー)

評価:
3/5
レビュー:
今回の主人公である大友は堂場作品に出てくる刑事としては確かに異例!人受けが良いけど体力に自信がないってだけでも十分に従来の主人公たちとは真逆を行ってるいる。それに加えて子育てと仕事の両立といった今までにない現実問題を抱えた設定で、物語もいつもとは違った生活感を漂わせる作品となっている。ただ、家庭の事情によって捜査の第一線から数年外れ、事件を通じて復帰していく流れは失踪課の高城と被る部分があるかも。。。

事件自体はそんなに特筆すべき点は見られなかったが、解決に向けた大友独自の視点と手法は面白かった。どの関係者とも信頼性を重んじた姿勢や、シーンに応じて役を使い分けようとする辺りは警察小説としても類を見ない展開で、目新しかったかと。。まぁ、元役者として役柄を使い分ける事については、もう少し極端に仮面を被った大友なんかも見られると面白い気もするのだが…
"大望の新シリーズ"というだけに、その辺の展開も含め次回作に期待したいところだ。
なにせ、登場してきた2人の女性キャラクターも意味深な割には大した絡みも深みもなかったしで。。特に沢登有香は次回作以降への伏線以外に登場理由を見い出せないキャラクターだった。

ちなみに、「アナザーフェイス」ってタイトルの真意も見えなかったんだけど、シリーズを通したタイトルなんだろうか?今までの流れだとシリーズ物でも各作品ごとにタイトルがついてたけだけに本作だけでのタイトルだとすると、やっぱり犯人を指すの??なんとなく、大友の"アナザーフェイス"をイメージしてたんけど。。。

読書履歴

2010/10/19 428ページ
2010/10/16 374ページ
2010/10/14 292ページ
2010/10/13 197ページ
2010/10/12 108ページ

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