
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)
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エグいけど、一気に読み進めたくなる面白さはあった。後から分かればありきたりだけど、叙述トリックも効いていた。

面白いっ!凄惨で陰湿かつ残酷な殺人の描写も然ることながら、見事な展開と驚愕の結末。商業的な理由で同著による「さよなら、ドビュッシー」をこのミス大賞に決定した理由も頷ける。本書は五章から成るが、最終章の「告げる」の衝撃たるや否や。真犯人でない者が自身を犯人だと思い込み、その人物を操っていた人物を更に操作する人間がいた。要はラストにどんでん返しが2つも用意されていたのだ。
本作は間違いなく傑作である。多少、主人公が暴力を受け過ぎている箇所に疑問は覚えたが、気にならないほどの結末と物語がここにはある。是非、手に取ってみて欲しい。

題名と表紙があんまりにもふざけてるから、どんな話かと思いきや、マー怖いけど面白かった。この作者の話って八割が対いとこまで来て終わりが残念な作品があったから、それだったらやだなと思ったけどこの話は満足。

描写がぐろくて絶対映画化されたら見に行きたくないけど最後の最後までどんで返しというか裏切られるのでおもしろかった。でもそこまでのどんで返しはやり過ぎ感はある!



「どんでん返しに次ぐどんでん返し」。まさにこの言葉どおりです。
ミステリを読み慣れている人なら、ある程度結末を予想できるのかもしれませんが。
読んでみて、非常に筆力のある作家なのだろうと感じました。
文章は難解でもなく、かといって薄っぺらくもなく読みやすい。
その上、中盤以降は急展開に次ぐ急展開で、ページを繰る手が止まりませんでした。
伏線回収も綺麗に決まっており、構成力の高さもうかがえます。
唯一、アクションシーンが少し冗長に感じたため、☆3としました。



二転三転する展開にかなり驚かされた。たんなるサイコキラーものではなく、手に汗握る熱血刑事の物語でもあった。
























