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審判 (徳間文庫)

審判 (徳間文庫)

この本の所有者

(4.0)
3人が登録
53回参照
2012年1月29日に更新

書籍情報

ページ数:
493ページ
参照数:
53回
登録日:
2012/01/29
更新日:
2012/01/29
所有者:
ユウ ユウさん

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内容紹介

柏木喬は、女児誘拐殺人犯として懲役十五年の判決を受けた。刑を終えて出所した彼は、ホームページの中で意図的に冤罪を被ったと主張。殺された女児の母親・古畑聖子に向けて意味深なメッセージを送り、自白に追い込んだ元刑事・村上の周辺に頻繁に現れる。柏木は本当に無実なのか?予想外の展開、衝撃の真相。
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冤罪・復讐・警察内部の腐敗等の社会派ミステリ的な要素を備えつつも、それらに至る人間の弱さ・本性を描き出し、そして二転三転する展開によって読み応えは十分。

…なのだが、いくら人間の本性と言えども、どの登場人物も自己愛が強いというかとにかく自分本位さが目立ち、一人称で語られても共感できる部分が少なくて感情移入できないし、あまり好きになれない。。それに、結果的に冤罪の被害者感情を描きたかったのか、復讐なのか、はたまた遺族の苦悩なのかといった訴えられてるものがよく分からず不可解なままだっのにもしっくりこなかった。

しっくりこないと言えば久留島!!二転三転させる展開としては面白さがあったけど、最後まで読むと何故にそこまでの行為に至ったのかの理由が見当たらないかと。。後ろめたい部分があっても、そこまで追い詰められてる程ではないように思うし、元警察官である人間が取る行為としては安易過ぎる気がしてならない。どーせなら久留島視点の部分もあれば、少しは納得できたのかもしれないが…

とにかく展開のうまさや丁寧さといった部分では十分に引き込まれたし愉しめたのだが、人間ドラマとしては材料不足や調理不足なのか、納得・共感できる部分が少なかったのが残念だった。その辺があればもっと完璧な作品だったのに。。。

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