
みんなの評価
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1
レビュー

秋山兄弟の幼少期から大学での生活までを中心に描く。
好古と真之の人となりがどの様にしてできていったのか、真之が正岡子規とどのようにして関わっていったのか。
何よりも驚かされたのは、兄弟揃ってもとは軍人志望ではない点だ。
それが後に豪傑として名を馳せる訳である。
私の興味の対象となる、正岡子規の病床についてはまだほとんど触れられていない。肺結核になり、松山の自宅で療養するはじめまでの描写である。
これから日清戦争に突入して行くが、高揚する雰囲気はまだ感じられない。平和と呼ぶには語弊があるが、戦争を志向する雰囲気でもなく、文章からは緊迫感は伝わってこない。
強いていうなら新しい巡洋艦が清国の2大戦艦に対抗できるかもしれないといった程度である。
好古と真之の人となりがどの様にしてできていったのか、真之が正岡子規とどのようにして関わっていったのか。
何よりも驚かされたのは、兄弟揃ってもとは軍人志望ではない点だ。
それが後に豪傑として名を馳せる訳である。
私の興味の対象となる、正岡子規の病床についてはまだほとんど触れられていない。肺結核になり、松山の自宅で療養するはじめまでの描写である。
これから日清戦争に突入して行くが、高揚する雰囲気はまだ感じられない。平和と呼ぶには語弊があるが、戦争を志向する雰囲気でもなく、文章からは緊迫感は伝わってこない。
強いていうなら新しい巡洋艦が清国の2大戦艦に対抗できるかもしれないといった程度である。