
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
この本の所有者
内容紹介

読書履歴
AIが見つけた似た本
「生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)」の文章スタイル、テーマ、内容を分析し、 類似度の高い本を10冊見つけました
零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス ニJ- 21)
西尾 維新
『零崎一賊』―それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。“少女趣味”こと零崎曲識が、一賊に忍び寄る危機を察知し、ついに表舞台に現れた。一賊の結束はどうなるのか。“音使い”零崎曲識の闘いが今、始...
6ステイン (講談社文庫 ふ 59-9)
福井 晴敏
愛する男を待ち続ける女、隠居した天才的スリ、タクシー運転手として働きながら機が満ちるのを待った工作員。心に傷を持ちながら、独り誇りを抱き続けた者たちの消せない染み。あきらめることを知らない6つの魂が、...
川の深さは (講談社文庫)
福井 晴敏
「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた...
奪取〈上〉 (講談社文庫)
真保 裕一
一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫っ...
流行っているそうで、この本。
と言いますか、自分にはなかなか難解…。とは言え、研究の世界というのを垣間みれたのは楽しくもあり懐かしくもあり、って、そんな大した研究していた訳でもないですが。。
野口英世のロックフェラー大学での実際の評価と日本での評価との間に意外にも乖離があること。はー。って、遠き落日とか観たはずなんですけどね。。
ロックフェラー大学での野口英世の研究における誤認識あたりから、この本の本筋へと入って行きます。
DNAの二重螺旋の発見の経緯。いろんなドラマがあったんですね。。
四種のDNA文字だけで、なぜあれだけ複雑な遺伝情報を表現できるのか。当時は二進法って概念も無かった訳ですからね。。気付いた人すごすぎ。
ショウジョウバエの細胞塊から蛆になる過程で放出されるビコイドと呼ばれる分子の拡散過程は、頭から尾へと美しいグラデーションを描くと言うこと。
人は「お変わりなく」なんてことはなく、すっごい勢いで細胞、分子が入れ替わっていたりすること。動的平衡(ダイナミック・イクイリブリアム)と言うそうで。
細胞内で生成されるタンパク質は「内の内は外」という考え方に基づいて外部に放出されると言うこと。
二重螺旋の持つ構造的美しさ、動的平衡によって形作られる生命、ビコイドの美しさ、「内の内は外」と言う禅問答的考え方によって動作する細胞。もー、不思議なことだらけデス。もう一回読み返した方が良さそう。


持ってる


『この対構造が直ちに自己複製機構を示唆することに私たちは気がついていないわけではない。』
いつか引用できるといいな。

最新テーマの科学の本なのに、読み始めたら止まらない面白いミステリー小説のようだ。

前半は高校生でも知っていることが書いてある。
でも、文章が面白いので退屈にはならないと思う。



以前から気になっていたものの、アカデミックなイメージで手が出しづらかった。が、読み始めると意外にスイスイ読めた。
アカデミックではあるが、エピソードやその情景、感情などがふんだんに書かれており、単純に読み物として面白い。もちろん内容も興味深い。
生物学者としての著者の造詣の深さと情熱の成せる技だろう。ゆえに、それなりのページ数だが思ったよりも早く読めると思う。
ただ、結論だけ知りたい人には少々回りくどいかも。そもそも、そういう目的の読み物ではないと思う。



























































