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流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

流れ星が消えないうちに (新潮文庫)

この本の所有者

(3.3)
33人が登録
126回参照
2011年11月20日に更新

書籍情報

ページ数:
343ページ
参照数:
126回
登録日:
2011/11/20
更新日:
2011/11/20
所有者:
NORI NORIさん

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内容紹介

忘れない、忘れられない。あの笑顔を。一緒に過ごした時間の輝きを。そして流れ星にかけた願いを―。高校で出会った、加地君と巧君と奈緒子。けれど突然の事故が、恋人同士だった奈緒子と加地君を、永遠に引き離した。加地君の思い出を抱きしめて離さない奈緒子に、巧君はそっと手を差し伸べるが...。悲しみの果てで向かい合う心と心。せつなさあふれる、恋愛小説の新しい名作。
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不幸なんていくらでもある。けれど、ありふれているからと言って、平気でやりすごせるかといえば、そんなわけはないのだ。じたばたする。泣もする。喚きもする。それでもいつか、やがて、ゆっくりと、わたしたちは現実を受け入れていく。そしてそこを土台として、次の何かを探す。探すという行為自体が、希望になる。
とにかく、終わりがくるそのときまで、わたしたちは生きて行くしかないのだ。
なぜ、ひとは、なくなったひとのことを星になったというのだろう。
星は変わらない。四季おりおり配置を変え、東から西へ流れてはいても、また夜が訪れ、季節がめぐり、星は変わらずそこに光っている。なくなった人も同じ。
今とあの頃が少しずつ離れていくのは、悲しいことなのか、それっも幸せな事なのか。
橋本さんはずっと「歩き出す瞬間」を描きつづけている作家。それは、終わりと始まり、喪失と再生を描くこと。生きること。は、知らなかった事を知る事でもある。いまを、どう受け入れて、自分自身のいまの一歩をどう踏み出していくのか。
歩き出す瞬間とは、生きる事を肯定する瞬間でもある。
空を見上げるのは祈りだ。
傷つき、苦しんできたひとたち、永遠を生きることがかなわないからこそ、愛おしい生を生きるひとたちが捧げる、歩きだすための祈りだ。

きんだいち
きんだいち Lv.31

加地くんかっこいい。

dai
dai Lv.89

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