メニュー
こういう了見

こういう了見

古今亭菊之丞

この本の所有者

1人が登録
17,485回参照
2011年5月10日に更新

書籍情報

ページ数:
208ページ
参照数:
17,485回
登録日:
2011/05/09
更新日:
2011/05/10
所有者:
zooko012 zooko012さん

この本を共有する

📝 レビュー (zooko012さんのレビュー)

レビュー:
若手の落語家ホープ古今亭菊之丞(実際、聞いたことがあるが上手い)の自伝である。親の夜逃げ、円菊への入門、小言ばかりの前座時代、思いもかけない席亭の推奨による1人真打ち、それに伴う披露目の多大な借金。サラッとした書きぶりなので、暴露調の嫌らしさは全くないが、1人真打ちになった際に受けた嫉み・虐め等を含め、落語界のことがかなりあけすけに書かれており、興味深い。題名の「了見(料簡)」という言葉は、落語でよく使うが、使い勝手のよい言葉だ。なお、落語界暴露ものなら「苦悩する落語」(春風亭小朝)、落語家一代記なら「江戸前の男」(吉川潮)、落語家エッセイものなら「まくら」(柳家小三治。ついでに奥さんの「カミサン繁盛記」も)がよいと思う。

ログインが必要です

この本をレビューしたり、読書進捗を記録するにはログインが必要です。

ログイン

グローバル検索

ReadNest全体から本やレビューを検索します