
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
この本の所有者
8人が登録
59回参照
2011年10月10日に更新
書籍情報
- 著者:
- ジョナサン・サフラン・フォア
- ページ数:
-
488ページ
- 参照数:
- 59回
- 登録日:
- 2011/10/08
- 更新日:
- 2011/10/10
- 所有者:
-
inuさん
この本を共有する
内容紹介
「パパがどんなふうに死んだか知る必要があるんだ」「なぜ?」「そしたらどんな死に方をしたか発明しなくてもよくなるから」9.11の物語。世界的ベストセラー待望の邦訳。

📝 レビュー (inuさんのレビュー)
評価:
4/5
レビュー:
9.11で父親を亡くした少年が、父親が残した鍵に合う錠前を探し始める。祖父母が経験した第二次世界大戦のドレスデン空爆も絡め、かけがえのないものを失った人々の生活を、筆者ならではの描写で描く。テロや戦争に対する非難や主張は語られず、むしろたんたんと軽妙でさえあるが、それゆえ、読む者は喪失した者の苦しみをまざまざと味わう。登場人物それぞれ各人にしかわからない苦しみと、それとの向きあい方があり、最後に全て納得できる。
読書履歴
2011/10/10
488ページ