老いる準備 介護することされること (朝日文庫)
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内容紹介
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📝 レビュー (あづまパパさんのレビュー)
フェミニズムの旗手・上野千鶴子さんは、いつのまに介護問題の論客になったのですね。
変わらず舌鋒鋭く、目からウロコがたびたび落ちました。
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なかなか内容が重く、読むのに時間が掛かってしまいましたが、読んで良かったと。
誰しもが必ず向う先である「老い」。向う先と言うよりかは生まれた瞬間からかならず身にまとっている「老い」。その老いに焦点を絞った一冊。本の中では「向老学」と言った学問としても捉えています。
現在の介護においての、介護する側、される側、法制度の現状などがこと細かに述べられています。そして、それらが今後どうなっていくかに関する提言も。
そもそも、戦後の「長男の嫁が面倒を見る」なんて慣習自体、少子化、住居の分散化、意識改革、景気の変動などなどによって、成り立たなくなってきているこのご時世。
家族介護よりも専門家による介護へのニーズが高まってきています。とは言っても、その専門家が専門家たり得ているのかとか、専門家の報酬は十分なのか、その体制への行政の援助はされているのか等々、課題はまだある訳で。家族介護の闇の一面と言うか、この例は結構ドキッとしました:
娘や息子だと、かつてパワーを持っていた親が無力な存在になるという変化を、心理的に受いれることができない、という抵抗感がある。ついつい「このぐらい、できるでしょ」と期待したり、声を荒げたりしてしまう。(中略)相手にパワーのあるときに、自分が何らかの被害を受けていたらなおさらだ。
うむー。自分としては本にも書いてあるように「お前の世話にはならないよ。そのかわり、お前に財産も残さないよ」と言ってみたいものです。と言っても、残す相手も残す財産もないですけどね…。
あと、紹介されていた「ニューシルバー」の特徴をメモがてら。
1.ニューシルバーは気分が若い
2.ニューシルバーには資産がある
3.ニューシルバーは家族よりも自分が大事
4.ニューシルバーは仕事より遊び好き
あと、そのニューシルバーの指針についても。
1.わがままに生きよう
2.住みなれた土地で、親しい仲間たちと一緒に
3.気の合うネットワークづくりを
4.最後はひとりと覚悟する
なるほどー。
ワークライフバランスの研修で介護について触れるので、インプット読書。
フェミニズムの旗手・上野千鶴子さんは、いつのまに介護問題の論客になったのですね。
変わらず舌鋒鋭く、目からウロコがたびたび落ちました。